チラ裏モノクローム

留学と旅行の備忘録的なもの。

役に立つ役に立たないの話

大学一年生のとき、芸術特に映画の分野に於いて著名な教授の授業を受けたのですが、その教授が全員に単位をくれるで有名な先生で、「こんなことを勉強しても将来役に立たないんです」って初回に言ってました。めちゃくちゃショックでした。

社会人になってからは確かにその通りだったなって思うことが多くあります。音楽の歴史知ってることが仕事や日常生活で役に立ったことは全くないし、会社の上司や同僚、友達とじっくり顔突き合わせて話す機会でそんな話したって全く楽しくないでしょう、相手も私も。

私は興味があって且つ将来役に立つものを身につけたいという思いで外国語大学に入ったものの、専攻言語と専攻言語圏の文化は全然好きになれず、そことは違う地域の歴史や文化人類学により強い興味持ったので、専攻言語は落第しない程度に勉強し、そちらの勉強を中心にしていました。役に立たんらしいけど好きなもん見つかったから良いじゃないって思ってた。

 

社会に出るとビジネス書みたいなのを読むことを推奨されますが、いかんせん興味は別のところにあるから腰が重いわけです。それでも社会人として落第しない程度の知識は身につけたいとは思っているので、ビジネス書を一章読んだら一冊歴史なり民族文化の本を読む、またビジネス書を一章読んで歴史、民族文化についてを一冊読む、、、ぐらいのペースでならなんとかやる気が持つかなって感じ。

私の興味関心の分野は専門家の見解では「役に立たないもの」で前述の通り仕事・日常に全く関わって来ないものです。一方で、最近は役に立たないはずの、仕事・日常とは関わりのない分野の知識を持っていることで人として幅が広がる気がしてます。ズレた視点を持ってて他の人にはない私の個性になって知らん間に役に立ってるんかも知らん、そんな気がしてます。

まだ確信はできてないけど先生の授業、多分役に立つからあんまりそんなん言わんとって。