グラスゴー【デザインとインディロックの街】
こんにちは。軽い気持ちでツイッターにエディンバラの写真載せたら想像以上の反響があってびっくりしてます。
今回はめっちゃ好きな街グラスゴーのことを。何がそんなに好きかって、エディンバラはよく京都に例えられるんですけど、グラスゴーは大阪なんですよね。都会感と適度におかしい人たち、キツい訛り。距離もエディンバラから1時間弱と大阪京都よりちょい遠いくらい。大阪近郊に住んでる身なので親近感がすごいんですわ。あとストリートミュージシャンがすごい上手い。エディンバラにも上手い人たち多いですけど、若くてバチクソ上手い人たちがそこかしこに居るんですわ。そんな感じでエディンバラと同じくらい好きなグラスゴーです。今までの4回分まとめて。長くなりそう。長すぎたら分ける。
一回目(ただの観光)
6月半ば。めっちゃ雨の日でしたわ。The Lighthouseの展望台から。展望台といってもめっちゃ景色良いってわけではないので要注意。
螺旋階段めっちゃ登ってこの景色かぁ、、、って感じでした。建物はチャールズマッキントッシュの設計。スコットランドにおけるアール・ヌーヴォー期の重要人物らしいです。少なくともグラスゴーを語る上では絶対に外せない人物です。館内に展示もあるのでそれも是非。
クライド川にかかる橋(と友達)。天気が良いと川沿いを歩くのが楽しい。
中心からは少し離れるけど定番観光スポットのケルヴィングローブ博物館。美術品も充実してます。ダリとかありました。
でっかいパイプオルガン。音もデカかった。
ここも定番のグラスゴー大学。
何がいいって、なかなかハリーポッターな世界観なんですよ。ケルヴィングローブ博物館とここはセットで行きましょう。
街を通ってる地下鉄を使うのがオススメ。片道£1.7。快適さは皆無ですが、時間は節約できますので。
初回はこんな感じ定番観光スポットを少し回ってみんな歩き疲れておしまい。
2回目(TRNSMT)
一回目は友達と定番観光スポットに行ったわけですが、2回目は現在スコットランドで1番デカい音楽フェスのTRNSMTへ。
6月終わりから7月上旬までの週末にGlasgow Greenでやってます。ステージは二つだけなんですけど、デカい方のステージに出るバンドがまぁビッグネームばかりなんすわ。
ウェールズのStereophonicsと、元Oasisのギャラガー弟と、2000年代ナンバーワンバンドのArctic Monkeysと、LAのインディロックバンドThe Killersが各日のヘッドライナーを務めてます。他のアクトも注目の新人バンドから中堅バンドまで様々。私はArctic Monkeysの日に行きました。初の海外ライブでございます。
最前は取れなかったけど真ん中の前の方を取れたのでオープンからそこに留まってました。
どれぐらい近いかと言うと、
ステージから降りてきたデクランマッケンナをこの距離で観れるぐらいです。
オープニングアクトのTom Grennanとデクランは聴いてなかったアーティストやったから楽しみやったのに、海外のファンの全力熱唱で何も聴こえねえ!という事態。日本ならツイッターに書かれるやつだ…と思ってました。
帰ってからちゃんと聴いたらどっちもすげえ良かった。Tom Grennanはこのときファーストアルバム出す前でした。それでもみんな歌えるのね、すごい。
日本ではサマソニにはよく行ってたんですけど、1番ビックリしたのはセキュリティが水くれることでした。いくら夏でも涼しいとはいえ人すごそうやからと思って水いっぱい持って行ったらセキュリティがいくらでもコップに入れてくれるから邪魔な荷物を持ってきただけみたいになってた。8月に見たカサビアンでも配ってたからこれが普通なんやろなぁ。日本でもやってほしい。
Miles KaneとNothing But Thievesは写真撮ってないです。がどっちもすごい楽しかった。マイルズはしっかり聴いて行ったけど歌詞覚えてなかったんですね。一曲目で現地のゴキゲンお兄ちゃんが肩組んできて一緒に歌おうぜって言われてめっちゃ困った。NBTはファーストから大好きなバンドやったけど今回が見るのはじめて。Wake Up Call生で聴いたら泣いてしまったな。
今年出たマイルズのアルバムすごく気に入ってます。オススメ。
Blossoms。観客うるせ〜とか思いながらもめっちゃ楽しかった。セカンドアルバムめっちゃ良いからみんな聴いてよな。
トリ前のInterpol。Epiphoneのセミアコをめっちゃ使ってるのが印象的でした。ポストパンクリバイバルの重要バンドやのにあまり盛り上がってなくて残念。アメリカのバンドは興味なし?それともアクモンが楽しみでそれどころじゃない?
すごい良いパフォーマンスやったのに勿体ねぇなぁとも思ったけど、唯一ちゃんと見れたからそれは良かったなと。
はい、ヘッドライナーです。Arctic Monkeys。まだ髪の毛あるときでした。もう興奮がすごくて記憶がだいぶ飛び飛びなんですけどね。ほんとすごかったんですよ。大学の軽音でしょっちゅうコピーやってて、いつもアレックスパートやってるんですけど本物見たらもう出来ないなぁって思いました。こんなかっこよく立てない。
前回の来日は受験生やったから見逃してたのでやっと念願叶ったという感じです。彼らがスコットランドで演奏するのも随分久しぶりということでグラスゴーの民も大はしゃぎ。後ろから押されまくりですごいカオス。二曲目あたりで倒れる人が居たりでセキュリティ大忙し。
Arctic Monkeys TRNSMT Festival 2018 HD
曲間に客の声聞こえると思いますけど、パニックによる悲鳴がけっこう多いんですよ。ライブ行くのに「参戦」って使うの変やと思ってたけど、これ経験して強ち間違ってないかもって思いました。しんどそうな人が居たらなんとかして周りで助け合おうな。
とにかく、ライブは凄いものでした。ファーストから新作までキラーチューンぶち込みまくりのセットリスト。1番ビックリしたのはFrom The Ritz To The Rubble。ホンマに好きなんよ。1番好きな曲。イギリスで聴けてホンマによかった。
TRNSMT、そんな感じです。他にもイギリスでいくつかライブ見て思ったのはイギリスのバンドを日本で見るのと全然違うなっていうのですね。イギリスで見てる特別感もそりゃあるけど、会場の雰囲気、これがホンマにすごい。客のテンションに比例してアーティストもテンション上がるんよね当然やけど。私からのアドバイスとしては、ビールがかかっても大丈夫な服で行きましょうという事ですね。始まってしまえば超楽しい。
ライブの後こりゃまたゴキゲンなオッチャンから話しかけられたけどすんげぇグラスゴーアクセントでもうホント何言ってるかわからんかった。やっぱグラスゴー面白い。
そうそう、2月にAM Night Westっていう大阪のArctic Monkeysファンで作るイベントやります。まだ全然詳細は決まってないですけど、DJとトリビュートバンドあります。私はトリビュートバンドでギター弾きます。歌いません。お待ちしてます。
前置きで長くなるって書いたけどここですでに3100字。分けますわ。
ほなまた。